死の臨床に活かすコミュニケーション
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筑波大学名誉教授桔梗ヶ原病院脳神経内科発刊によせて  庄司進一死の臨床に活かすコミュニケーション2 発刊によせて 日本死の臨床研究会・教育研修委員会は,「症状コントロール」と「コミュニケーション」を学習目標として第1回ワークショップを1994年11月4日に開催しました。翌年からも当研究会年次大会前日に,年1回半日のワークショップを開催してきました。委員長は1994年度に水口公信(千葉大学麻酔科教授),1995年度から8年間柿川房子(神戸大学看護学教授),2003年度から8年間庄司進一(筑波大学神経内科教授),2011年度から馬場祥子(ときわ会病院緩和ケア科長),2018年12月から長澤昌子(岩手医科大学附属病院高度看護研修センター主任教員)が務めています。この間,学習目標は「緩和ケアのコミュニケーションースピリチュアルケアを目指して」に特化し,丸2日×1回,丸1日×2回と発足当初と比べ計8倍の時間で年3回のワークショップを行っています。参加型学習を主とした少人数グループ討論とロール・プレーのワークショップで,毎回参加者から高い評価を頂いています。 当委員会は2003年10月に『死の臨床とコミュニケーション』という書籍を上梓しました。ご好評を頂いておりましたが,時代の変化に合わせて大きく書き直し,「コミュニケーション理論」,「コミュニケー

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