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委員会一覧

編集委員会

委員長  前澤美代子

 編集委員会では、投稿論文の査読を通じて、より洗練された論文を掲載できるよう取り組んでおります。また、論文投稿から採択までのスムーズな運営と時間短縮を図るため、投稿システムの微調整を順次進めております。2025年度からは、投稿システム「エディトリアルマネージャー」の研修を受講し、編集者とシステム会社の双方で協議を重ねながら改善を進めております。

 現在、「死の臨床 第80号」の編集作業を進めております。年次大会の「事例検討」の掲載につきましては、個人情報保護および説明と同意の観点から、事例提供者による記述のみを掲載する方針としております。

 また、第48回年次大会の編集委員会企画「さあ、学会発表をしてみよう!研究超入門編」では、多くの皆さまにご参加いただき、誠にありがとうございました。年次大会での発表や論文投稿へつながる機会を広げられるよう、委員一同、今後も努めてまいります。

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国際交流委員会

委員長 栗原幸江

 国際交流委員会では、「さまざまな文化の背景や価値観に触れ、自己のとらえ方や考え方・感じ方を改めてふり返ってみる」ことを意図して、毎年の年次大会において、グリーフケアやセルフケア/スタッフケアといったテーマを軸に講演会やワークショップ等を企画開催しています。

 第48回年次大会の国際交流広場では、ニュージーランドからリース・グルート=アルバーツ氏をお招きし、「ケアに携わる人たちのためのグリーフケア」をテーマに体験型のワークショップを行いました。50年間にわたり世界各国で緩和ケアやグリーフケアに携わってこられた豊かな経験を持つベテランのセラピスト/教育者であるリース氏のワークショップは、美しい写真や心に響く詩に彩られ、短時間ながらも「振り返り分かち合う」ワークがあり、「感じる」「気づく」「自己を見つめる」「他者と分かち合う」ことを通じて体験的にグリーフケアを学ぶ貴重な機会となりました。130名を超える参加者からは、「心の深い所に届く言葉と声に心が揺さぶられました」「ひとつひとつの言葉が心に沁みました」「魂から語られるような深い経験と知恵が込められているようなすばらしいセッションでした」「自分の中で心が温まり、癒されていくような感覚が起こりました」といったコメントが寄せられました。

 また、年次大会翌日の11月3日(月・祝)には東京科学大学にてリース氏のポストカンファレンスワークショップを開催しました。「Healer, Heal Thyself:ケアに携わる私たちのグリーフワークとグリーフケア」は、リース氏とより近い距離でさらにレジリエンスやコンパッションを養う機会となりました。40余名の参加者からは、「自分の内面を見つめ、自分自身との関係を築くことの大切さ、またそれが癒しとなることに気づくことができました」「言葉も言葉以外もとても多くのメッセージをいただいた気がします」「とても温かく、そっと励まされているように感じる時間でした」といった声が届き、充実した時間を共有できたことが伝わってきました。

 来年度もまた、参加される方々が新たな気づきや心の糧を得られるような企画を考えていきたいと、委員一同考えています。

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教育研修委員会

委員長 長澤昌子

 盛岡で開催された第48回日本死の臨床研究会年次大会において、教育研修委員会企画を開催しましたので報告します。テーマは、「『実践力を上げよう』スピリチュアルケアを目指したコミュニケーション」としました。年次大会1日目の午前中、約290名の方にお集まりいただきました。

 当日は、テーマに沿って「もうだめだ、早く逝ってしまいたい」と訴える場面に焦点を当てて、教育研修委員によるレクチャーとロール・プレーを行い、参加者と共に学ぶ場となるように進めました。ロール・プレー後のディスカッションでは、キーワードやキーメッセージを振り返りました。聴き手が捉えていたキーワードと観察者が捉えたキーワードに違いがあったのですが、捉えたところにより様々な展開があることを学びました。また、会場からミラーリングの繰り返しが気になったと意見があり、患者役と聴き手の感じ方を確認すると、患者役は自分の話を聴いてもらえていると感じており、オウム返しにするのではなく受け取ったメッセージと共に言葉を返すことが大事であるとの気づきがありました。

 全体ディスカッションでは、沈黙が続いた時の対応や、スタッフ教育の方法について質問がありました。活発な意見や質問が出され、会場全体で現場の悩みや試行錯誤を分かち合い、明日へのヒントを共に見出す場となりました。

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企画委員会

委員長 横山幸生 

 毎年年次大会で続けております企画委員会シンポジウム「真の援助者を目指して」。2025年11月1日~2日に盛岡で開催された第48回年次大会でも、盛況に行うことができました。参加くださった会員の皆様には心より感謝申し上げます。

 今回は、おふたりのシンポジストにご講演いただきました。岩井直路氏(陸前高田市国民健康保険二又診療所)は、東日本大震災で喪失を抱えた人々と向き合うことを通して、隠れた苦悩、心の傷にも配慮し、「今日はよかったよ」と思えるようなサポートが必要ではないかとお話されました。ともに歩み、ともに生きることによって生まれる力があること、今このときを大切に生きることの重要性を伝えられました。栁澤実和氏(日野原記念ピースハウス病院)は、緩和ケア病棟で活動するアロマセラピストの立場から、香りが患者の思いを引き出し、言葉が生まれることを教えてくださいました。患者の五感を通して心地よさを多方面から支える、真の援助とはひとりではなし得ないとし、チームでのケアの大切さを述べられました。

 本シンポジウムでは、このような貴重な講演を聴講するだけでなく、講演内容からテーマを決めて、参加者相互で語り合う時間も大切にしています。今回も熱心に楽しく語り合うことができ、あっという間に時間が過ぎるのを感じました。  

 本シンポジウムは来年も開催し、会員相互の交流機会をつくっていきたいと思います。また、シンポジストは公募しておりますので、みなさまの死の臨床への思いや実践をぜひお聞かせください。お待ちしております。

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ありかた特別委員会

委員長 三枝好幸

 ありかた特別委員会では、2025年11月1日第48回日本死の臨床研究会年次大会(盛岡)において、「看取りのケアにおける多職種協働」と題したパネルディスカッションを、蘆野吉和氏(ありかた特別委員会委員・医師・十和田中央病院)と倉持雅代氏(本部事務局幹事・看護師・青戸訪問看護ステーション)の座長のもとに開催致しました。

 パネリストは荒和洋氏(介護支援専門員・居宅介護支援事業所 愛ケアセンター盛岡)・高橋要氏(介護支援専門員・愛ケアセンター紫波)・萬徳孝子氏(看護師・岩手医科大学附属病院)・曽場浩代氏(僧侶・浄土真宗大谷派慈光寺)の4名で、参加者も多く活発な議論が行われ、看取り期における多職種協働を通して患者さんやご家族にいかにケアを届けられるかについて、有意義な時間が持てたと思います。ご協力いただきました方々に感謝申し上げます。

 また、第49回年次大会におきましては、1時間枠の委員会企画を予定しており、準備を開始致しました。

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年次大会マニュアル改定特別委員会

委員長 三宅 智

 日本死の臨床研究会年次大会は、7つの支部が持ち回りで担当し開催しています。各支部を構成する都道府県の数や会員数も異なり、負担が不均等であることも指摘され、また最近では各支部の事務局の運営にも負担が発生している状況でもあります。このような状況を鑑みて、2024年度の年次大会の際に、各支部の年次大会開催の負担を軽減することを目的に、本委員会を立ち上げることになりました。構成メンバーは歴代の年次大会大会長、実行委員長、事務局担当の方々にお願いしています。委員長は関東甲信越支部の三宅が担当し、副委員長は中部支部の西村先生にお願いしました。

 これまでに、2025年の1月22日、4月1日、9月3日に3回のZoomによる遠隔会議を開催し、現在の状況や今後の進め方についての議論を進めてきました。今後は、大まかな素案を作成の上、2026年3月までに第4回の会議を開催する予定です。2025年度(東北支部)と2026年度(関東甲信越支部)年次大会の経験も参考にさせていただき、2027年度(近畿支部)の年次大会を目安にマニュアルの整備を進めていきます。関係各位には引き続きご協力のほどよろしくお願いいたします。

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