> 委員会一覧

委員会一覧

編集委員会

委員長  中村陽一

(1)記録号の編集

 現在、11月に開催された第44回日本死の臨床研究会年次大会(松山大会)の記録号の作業を行なっております。発表いただいた演者の皆様には、原稿執筆いただき大変ありがとうございました。

 2024年6月には投稿論文の掲載決定分を含め、会員の皆様に送付させていただく予定です。

(2)投稿論文をお待ちしております

 投稿論文はホームページから、editorial managerにて常時受け付けております。原著論文、調査報告、総説論文などを受け付けています。症例報告もぜひ投稿いただきたいと思います。事例検討で報告をしていただいているものも、ひと工夫いただければ、論文として掲載することができると思います。ぜひ、症例報告に挑戦されてはいかがでしょうか。

 次号に掲載される予定は、原著2編、調査報告2編であり、これらは準備が整い次第、J-stageでの早期公開を行なっております。さらに、現在査読作業中の論文が2編です。掲載論文から研究奨励賞の選考が行われます。ぜひ、多くの論文投稿をお待ちしております。

(3)編集委員会の体制

 一般社団法人化にあわせ、編集委員会の担当理事が任命されました。担当理事の方々にも、編集委員として今後参画いただくことになっております。  査読経験のある方や査読者としての学術的経験が担保できる会員の方々に、査読者をお願いしていくことになろうかと思います。

PAGE TOP ▲

国際交流委員会

委員長 栗原幸江

 国際交流委員会では、「さまざまな文化背景や価値観に触れ、自分のとらえ方や考え方・感じ方を改めてふり返ってみる」ことを意図して、毎年の年次大会において、グリーフケアやセルフケア/スタッフケアといったテーマを軸に講演会やワークショップ等を企画開催しています。

 2022年度はキャロル・サック先生からパストラルハープを通じて、そして2023年度はクレール・オペール先生からチェロを通じて、と年次大会においての国際交流広場は、2年続けて「音楽の持つ癒しのチカラ」をご参加のみなさんとともに体感し、音楽がグリーフケアやスピリチュアルケアになることを実感したり、ケアに携わる人たちのグリーフケアやセルフケアに思いを巡らせたり、あらためて「ケア」を振り返ったりというひとときとなりました。どちらも最後は音楽の余韻を一人一人が心地よく内に響かせ、「言葉にならない」(言葉にしてしまうのがもったいない)感覚とともに会場を後にされたことと思います。

 さて、今年度の年次大会における国際交流広場では、久しぶりに「語り合う」場を企画します。郷堀ヨゼフ先生(淑徳大学)を中心に、その場に集う会員・非会員のみなさまとともに学び語り合い、「感じる・考える・気づく」を大切にする場づくりに向けて委員一同鋭意準備を進めていきます。ネットワーキングの芽を生む場としても「国際交流広場」をどうぞお楽しみに。

PAGE TOP ▲

教育研修委員会

委員長 長澤昌子

2024年2月3日(土)13時~17時にオンラインで開催した、2023年度第3回教育研修ワークショップについて報告します。「死の臨床におけるコミュニケーション~スピリチュアルケアを目指して~」をテーマに、内容はミニレクチャー、デモ・ロール・プレー、ロール・プレーです。第44回年次大会(2023年11月25日~26日)で開催した教育研修委員会企画でこのワークショップを知り、申込してくださった方もおり、約8割が初めて参加の方でした。

 申込者は定員の20名に早い時期に達しており、看護師・医師・公認心理士・社会福祉士・作業療法士など多職種の参加がありました。コロナ等の影響で欠席となった方もいましたが、教育研修員10名が5グループに分かれて、参加者全員にロール・プレーで聴き手(医療者役)と話し手(患者役)をしていただき、その都度振り返りを行い学び合いました。終了後のアンケートで、ロール・プレーについて自己の習熟度を評価していただいたところ、「充分な対応力が得られた」35.7%、「理解できたが対応力は不十分」57.1%、「充分に理解できなかった」7.1%でした。明日からのコミュニケーションに活かすためのヒントが得られましたかとの問いに対しては、「充分に得られた」92.8%、「まあまあ得られた」7.1%でした。今回のワークショップで良かった点として、「患者役をすることで患者の気持ちの変化を体感することができた」「自己のコミュニケーションの癖を知ることができた」「ミラーリングの重要性を体感できた」「少人数制のロール・プレーで充実していた」「ファシリの熱意とレベルの高さ」などのコメントがありました。改善した方がよい点としては、「ロール・プレーの時間内で休憩が欲しい」「ロール・プレー後の振り返り時間がもう少しあるとよい」「対面でやってみたい」などがありました。全体の感想として「初めての参加でしたが、複数回参加される方がいる意味が分かりました。スピリチュアルケアとコミュニケーションは非常に難しく、今後も参加しさらに学びを深めたいです」「毎回、知識と勇気をいただいている」などのコメントがありました。教育研修委員も、毎回参加者から学ぶことがあり、感謝の気持ちでいっぱいになります。  

 オンライン開催については、事前に3名のZoom練習に対応し、トラブルなく参加していただくことができましたが、対面開催の希望も増えてきています。2024年度は、8月頃に対面でのワークショップを開催する予定です。オンライン開催も希望される方がいますので継続し、5月頃に複数回参加したことがある方を対象としたアドバンスコースも予定しております。年間予定が決まりましたら、ホームページで公開しますので、会員のみならず非会員の方にも情報共有していただけると幸いです。

PAGE TOP ▲

企画委員会

委員長 横山幸生 

 企画委員会では、2024年5月11日にオンライン講演会を開催いたします。今井洋介さん(長岡西病院ビハーラ病棟)を講師としてお招きし、「からっぽの心で光にあふれた日常を」と題してご講演いただく予定です。  

 今井さんは、現在ビハーラ病棟の医師として活動し、これまで被災地支援、いのちをめぐる連続講演会、新潟いのちの物語をつむぐ会などの活動で、医療・介護従事者や宗教家などの様々な専門職や市民らとともに「いのち」について考え、行動されています。今井さんの考える死生観、「いのち」をテーマとした多様な活動などをお聴きすることで、私たちの日々の実践にきっと役立つものがあると考えます。ぜひご聴講ください。

  2024年10月に札幌で開催されます第47回日本死の臨床研究会年次大会では、企画委員会シンポジウム「真の援助者を目指して」を開催します。この会は、シンポジストに死の臨床に対する思いをお話いただき、参加くださる方々で語り合い、交流していく機会をつくりたいと考え、毎年開いています。臨床で学んだことやご経験などを語ってくださるシンポジストを、現在募集中です。みなさまからのご応募をお待ちしております。

PAGE TOP ▲

ありかた特別委員会

委員長 三枝好幸

 

 3回シリーズの委員会企画パネルディスカッションの第2回目を本年4月から、第44回年次大会のオンデ マンド配信と合わせて配信する予定です。

 第2回のパネリストは三菱京都病院ビハーラ僧の山本成樹氏、埼玉医科大学病院緩和医療科の安部能成氏、日本赤十字社医療センター緩和ケア病棟音楽療法士の新倉晶子氏、かとう内科並木通り診療所医療ソーシャルワーカーの横山幸生氏、関西学院大学人間福祉学部の藤井美和氏、九州中央リハビリテーション学院介護福祉学科・国際介護学科の野島一郎氏の6名です。

 死の臨床における多職種の役割と連携・チームケア等について、「死の臨床に関わる職種の多様性」を再認識し、議論を深められたらと考えています。多くの方の参加をお待ちしております。

PAGE TOP ▲